「僕らのごはんは明日で待ってる」を見た感想
ふだん映画館にあんまり足を運ばないので、素人なりの感想。
まず、公開前から「原作も有名なわけでなく、恋愛映画だけど女子中高生が好きな演出もないとのことで引っかかりもないし、この映画って中島裕翔ファン以外誰が見るの?」って思った。
実際見てみて、やっぱり「これ、中島裕翔ファン以外見ないだろ…。普通のひとにはオススメできない」という感想は変わらなかった。
その前提で、見た感想。
- 超ポジティブ女子と超ネガティブ男子の恋
との謳い文句で宣伝しているこの映画。ネガティヴ男子の方は、こんなにカッコよくて友達とか周りに女の子とかいないわけないし、本当のネガティブを舐めてんだろと思うけど、裕翔フィルターで腹が立つことはそんなにない。
が、ポジティブ女子植村の方は、とにかくセリフが「現実でこんな話し方するやついたら、ポジティブ以前にすげー嫌われるだろ」っていう話し方。なんか、ポジティブっていう言葉を履き違えてるような…。ポジティブってもっと笑顔が多くて朗らかな感じじゃないのかな…。
とにかく、このよくわかんないポジティブを表現したセリフ回しが嫌だった。
- 高校の体育祭。ミラクルリレー。そして、米袋ジャンプ
現役高校生に聞きたいんだけど、まず、体育祭って普通にあるの?わたしの通ってた高校、球技大会以外なかったんだけど…。あんな小学校の運動会みたいなアナウンスある体育祭ってあるの…?
まあ、そこはあるかもしんないけど、それよりもっと聞きたいのが「思春期の男子と女子が、あんなに密着する競技あるの…?」
米袋ジャンプもそうだけど、第一走者とか女子をおんぶしてたし、あんなに密着したらDKちんちんはすぐ勃起しちゃうんじゃないの…?
マジでそこすっごい気になった。
米袋ジャンプでゴールした後、亮太の背中に小春が長いこと乗っかってるけど、あんなに長い間乗っかる女子、いる…?おっぱい当たってるでしょ…。DKちんちんアイタタタってなっちゃうって…。
いや、いるのかな…。
男の夢を描いたのかなと思ったけど、原作者の方女性だし。実際、そんなことやってる高校あるのかすごい気になる。てか、そんなことやってる高校、頭悪そう。
- ある秘密について
ネタバレになるから詳しくは控えるけど、そうでなくても、これ系の映画でよくある秘密って病気でしょ、ってすぐ予想がつく。しかも、かなり深刻な部類なのに退院するときとかさらりとし過ぎな気が。わたしだったらあんなにさらりと元気になれないんだけど。
- 旅行会社社員、仕事してんのか問題
どの職種かわかんないけど、旅行会社とか外回りとかなさそうだし、新入社員であんな屋上で双眼鏡覗いてる時間とかあんのかって思いました。外回り営業はね、時間あるよ。社会人としてはね、その辺気になっちゃいました。
- 最後のキスシーン
まず思ったのが「いや、飲食店でキスすんな!」である。宣伝で、食卓越しのキスシーンなんだ〜へ〜とか思ってたけど、てっきり家だと思ってたから、見た瞬間「店かよ!!!!!!ガマンしろ!!!!バカ!!!!!!!!!」ってなった。最初に見たときはその感想でじっくり裕翔を見ることを忘れてた。
裕翔のキスシーン自体は、窓から入る自然光が当たってる横顔がキレイだし、食卓を超えられる身長もだし、尊さしかなかった。
あとは、最後にキレイにキスシーン見せてるけど、これまで数年付き合ってたんだから、キスも数えられないくらいしてるだろうし、っつーか、セックスしまくってんだろと思って、最後にキレイに見せられても何だかなーって感じだった。
実際、途中の小春の過去告白するシーンで抱きしめて、ラッコ座りして、これ普通だったらキスするっしょって流れで「キッスせんのかい!!!!!!!!!!」ってなったし、「『この後めちゃくちゃセックスした』の流れやろがい!!!!!!!」って心の中でツッコんでたから、最後にキスシーン見せられても、それまでのキス&セックスを想起して、おばさんは素直に感動できませんでした。
あとは、全体通してとにかくDK・DD(DKは言うけど、DDって言うのかな。DDって意味違くなっちゃうよね)・社会人中島裕翔を堪能する映画だったな、って。
こういう恋愛映画に興味ないからかもしんないけど、日常を描いてる系の映画なのに、こんな日常あるのかよって思っちゃうから、おばさんはこういう映画見ちゃいけないんだわ、って思いました。
舞台挨拶付き上映で計3回見たけど、最初の一回以外、全編通して見られませんでした。眠くなって。
円盤なったらもう一回見るかもしれないけど、自信はない。